黒豚より美味しい豚を作りたい!
自信作の三元豚『さつま王豚』
月野農場 上杉謙二さん
以前働いていた農場では黒豚を育てていました。こちらの農場では、三元豚を育てており、私は母豚の担当をしています。うちの豚は柔らかくて甘みがあり美味しいとリピーターが多いんです。理由は、餌の工夫などももちろんですが、品種のかけ合わせが一番だと思います。梅山豚(めいしゃんとん)、黒豚(バークシャー)とデュロックをかけあわせているのはうちだけなんです。三元豚はバランスのとれた良質な豚肉を安定して供給することを目的に作られていますが、うちは希少性のあるジューシーな梅山豚をかけ合わせることによって黒豚よりも美味しい豚肉になっています。もっとみんなにこの美味しさを知ってもらいたいです。おすすめ部位は赤身の旨みと脂身の甘味に合わさったバラ肉。しゃぶしゃぶにすると灰汁が少なくてとても美味しいですよ!
将来の夢は祖父の牧場を
継ぐことです!
祓川農場 稲田萌依さん
SQF(食品の安全・品質管理の認証規格)取得に関する鹿児島サンライズファームの記事を読んで、会社として魅力を感じ入社しました。ここは牛舎環境や道具の管理などがしっかりしています。また、AIを取り入れているいくつかの農場も見てきましたが、ここまでAI技術をしっかり活用している農場は初めて。一頭一頭モニタリングできるので品質の向上に役立っていると思います。日々勉強中の新人ですが、女性ならではの細やかな観察力を活かして牛を育てていきたいです。将来は岡山にある祖父の牧場を継ぐことができるよう、しっかり勉強し成長していきたいと思っています。
子育てと両立できる
心が落ち着く仕事場
鹿屋預託農場 楠原優子さん
この仕事の良い点は子育てと両立ができるところ。自分でスケジュールを組めるのが大きなメリットです。中学生と高校生の3人の娘を育てながら、PTAの役員や部活動のサポートなどの学校行事にも全て積極的に参加できました。子どもが小さな頃は牛のお世話を手伝ってくれて、良い環境で子育てができたと思っています。今でも牛小屋が一番の心落ち着く場所です。現在は夫と義両親の4人で牛を肥育しており、毎朝お茶を飲みながら行う家族会議は大切な情報交換の場。研究熱心で努力家の夫は、常にアンテナを張り周囲から得た新しい情報をもとに試行錯誤を繰り返しています。周囲にも預託農場が多い環境で切磋琢磨しながら成長しています。
子牛の供給を10倍に!
さらに拡大を目指す部門です
祓川農場 場長 坂井智行さん
牛のお母さんと赤ちゃんが暮らす農場なので、衛生面や健康管理には特に気を配り毎日の消毒は欠かしません。家族よりも一緒にいる時間が長く性格の違いも分かるのでその牛にあったケアをできるように心がけています。
繁殖農場はこれからさらに拡大を目指す部門。U-motionのお産補助センサーや収集したデータを活用して管理をしやすくし、子牛の供給を10倍にする目標をもっています。
預託農場と鹿児島サンライズファームが取り組む
肥育プログラムの情熱
「安くて美味しいお肉を消費者に届けたい!」は預託農家全員の願いです。そのために飼料の配合や給餌量の調整など、私たち鹿児島サンライズファームが持つ知識と経験をもとに、たえず独自の肥育プログラムの革新に取り組んでいます。
この肥育プログラムには、牛同士の相性を見ながら配置を変えストレスを与えない環境作りなど、預託農家の意見も取り入れ、全員が統一して取り組むことで、短期間に健康で大きな牛を育てる事が可能になります。また、肉質と味にはバラつきがなく、ブランド牛としての価値が生み出されます。